冗長化オプション
概要
管理サーバー / FAXサーバーに障害が発生した場合、ホットスタンバイ状態にある各サーバーが、障害の起きているサーバーの機能を自動的に受け継ぎます。システム全体の運用をストップさせることなく業務を継続できます。
※スタンバイ用サーバーのご用意と、「冗長化オプション」の購入が必要です。
冗長化オプションの活用方法
VPN / WANなどのネットワークで結ばれた別サイトの拠点間に管理サーバー・スタンバイ管理サーバー / FAXサーバー・スタンバイFAXサーバーを分散設置できます。震災以降、ますますその重要性を問われるDR / BCP対策において、「まいと~く Center」は大規模災害時でも業務継続可能なシステム構築を強力にサポートします。
利用イメージ
必要な機器一覧
「まいと~く Center」で冗長化オプションを利用する際には、以下のノードが必要です。
メイン系
- 管理サーバー
「まいと~く Center」のシステム全体を管理するサーバーです。FAX通信管理 / Webクライアント(Webサーバー)/ 送信データ作成 / 送受信ログ管理 / メール送受信などの機能を提供します。 - FAXサーバー
管理サーバーからの指示に従って、通信ハードウェアによるFAX送受信を行います。
スタンバイ系
- スタンバイ管理サーバー
管理サーバーに障害が発生した際、ログや設定情報など、全機能を引き継いで自動昇格します(切替時間は最短で10秒)。管理サーバーと常にデータの同期を行っています。 - スタンバイFAXサーバー
FAXサーバーに障害が発生した際、自動昇格して運用を継続します。
その他
第3者サーバー
管理サーバー、スタンバイ管理サーバーと疎通確認を行い、システム障害やネットワーク障害を検知する目的で設置します。例えば、管理サーバーとスタンバイ管理サーバー間でキープアライブが途切れた場合(障害発生)、管理サーバー、スタンバイ管理サーバーがそれぞれ第3者サーバーと疎通確認を行い、どちら側の環境で障害が発生しているかを判断して、昇格 / 降格などの動作につなげます。
第3者サーバーは、PingもしくはNetBIOSで応答できるものであれば、ルーターやプリンター、NASなどを指定することが可能です。なお、NetBIOSでの疎通は、第3者サーバーがWindows OSを搭載している場合のみ有効です。