プレスルーム

コンピューターソフトウェア開発の専門会社、株式会社インターコム（本社：東京都台東区、代表取締役社長：高橋 啓介）はこのほど、IBM Power Systems （System i、iSeries、AS/400）^※3 の専用端末と同等の機能をiPad上で動作させることができる世界初のiPadアプリ、日本語版5250ホストアクセス ソリューション「商品名 ： FALCON 5250 for iPad （ファルコン ゴーニーゴーマル フォー アイパッド）」を新開発。アップル社が運営するApp Storeで販売を開始しました。

「FALCON 5250 for iPad」は、弊社が20年以上に亘り培ってきた端末エミュレーター（TN5250）の開発技術をもとに、iPad専用のアプリケーションとして新開発した5250 モバイル ホストアクセス ソリューションです。iPad特有の操作である2本の指を使用した画面表示の縮小や拡大、画面を指で軽くたたくだけでできるカーソル移動などに対応します。コマンド入力などクライアント端末の基本機能に加え、5250端末に特化した独自のキー配列を持つ「ホストキーパッド」を搭載しています。日常の端末業務がiPadの高い操作性で、かつモバイル環境で行うことが可能です。

現在、法人ユーザーによるiPadのビジネスシーンでの活用が進んでいます。特に、お客様と説明員などの共同閲覧に長けたタッチパネル式の形体やiPadならではの起動性・操作性の高さなどが、商談などの業務シーンに欠かせない端末であるとして評価が進んでいます。「FALCON 5250 for iPad」は、そのようなiPadを5250相当のモバイル ホストアクセス クライアントとして機能させることで、基幹システムへの遠隔入力作業など企業の各種ホスト業務を支援します。企業での具体的な利用例として、下記のような点を想定しています。

1.生命保険などの営業用端末として利用

2.物流倉庫における検品業務用端末として利用

3.新商品発表イベントにおけるアパレル商品の営業用端末として利用

今回5250のiPad向け ホストアクセス ソリューションを先行して商品化いたしましたが、今後弊社では、IBMメインフレーム/富士通メインフレーム/日立メインフレームといった各社メインフレーム用のiPad向け ホストアクセス ソリューションについても開発を進め、順次商品化していく予定です。

※1 日本語に対応したiPad導入型のホストアクセス ソリューションとしては世界初のリリースとなる（2011年3月 弊社調べ）。
※2 5250とは、IBM Power Systems （System i、iSeries、AS/400）に接続するための専用端末のこと。
※3 IBM Power Systems （System i、iSeries、AS/400）とは、IBM社のミッドレンジコンピューター（基幹システムなどに利用される中規模クラスのコンピューター）のブランド名のこと。
※4 Bluetoothとは、近距離（数メートルから数十メートル程度の距離）で無線通信を行うための技術の1種のこと。