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株式会社インターコム（本社：東京都台東区、社長：高橋 啓介）はこのほど、給与・賞与明細書、源泉徴収票を電子化して携帯電話やパソコンにネット配信する「Web給金帳 V2」シリーズの追加機能として、富士ゼロックス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：山本 忠人）製の複合機・プリンタ（以下、複合機と表記）から明細書の取得を実現する「商品名： Web給金帳 V2 セキュリティ出力オプション for Fuji Xerox Devices （ウェブ キュウキンチョウ ブイツー セキュリティシュツリョクオプション フォー フジゼロックス デバイシィーズ）」を新開発しました。本オプションは2009年3月19日より富士ゼロックス株式会社およびその販売会社から販売いたします。「Web給金帳 V2」シリーズの中で複合機への配信に対応する商品としては第2弾目の商品化となります。

2007年の所得税法改正で認可された給与・賞与明細書および源泉徴収票の電子交付が、近年の大規模な不況を背景に企業におけるコスト削減の一環として注目を高めています。しかし、これまでの明細電子配信システムは、パソコンや携帯電話を配信先としていたため「一人1台パソコンが行き渡っていない」中小企業などでは導入を断念せざるを得ないケースがありました。そこでインターコムでは、オフィスへ広く普及している複合機に注目して、パソコンを使わず必要な時に近くにある複合機より社員が自ら　"銀行のATMの様な操作で"　給与や賞与明細書を「紙」で受け取るシステムの商品化を進めてきました。

「Web給金帳 V2 セキュリティ出力オプション for Fuji Xerox Devices」は、既存の「Web給金帳 V2」シリーズに追加機能を導入するためのオプション商品です。「Web給金帳 V2」シリーズでは、会社や自宅のパソコンへの明細PDFのメール配信、携帯電話へメール本文形式による配信、パソコンや携帯電話から専用Webサイトにログインして明細内容を参照する方法など様々な配付方法を利用できます。本オプション商品を導入し、富士ゼロックス社製の複合機を情報端末とする明細配信方法を追加することで、受給者の環境や要望に合わせて、パソコンへの配付や複合機での配付、携帯電話への配付と複合機での配付などを組み合わせて運用することが可能となります。そのため、多くのパート・アルバイト社員や工場勤務社員を抱えている会社や、社員一人一人にパソコンが導入されていない、という企業でも全社的に導入することができます。

初めて明細電子配信システムを導入する場合でも「Web給金帳 V2」シリーズおよび本オプション商品の導入は簡単で手間がかかりません。市販の給与ソフトと連携するラインアップを揃えており、対応する給与ソフトをすでに利用している企業では特別なカスタマイズなどを必要とせずすぐに導入できます。

本オプション商品を利用した明細配信の流れは次の通りです。

1. 給与計算担当者が「Web給金帳 V2」の導入されているパソコンで、給与ソフトが管理するデータベースから必要なデータを受け取ります。自動で明細書のPDFが作成されて、指定した複合機に内蔵されているハードディスクにデータ転送します。
2. 受給者は複合機の操作画面上でパスワードを入力した後、画面の指示に従い取得したい月を選択するだけで明細書PDFを直接プリントアウトできます。

「Web給金帳 V2」の導入により、明細作成から配付の過程を電子化・自動化することで、給与業務における専用明細書への複写印刷、封入、封かん、仕分け、配送など一切の作業が不要となります。また、明細印刷専用プリンタの保守費用や専用帳票のサプライコスト、郵送費、作業にかかる人的コストなど、給与業務に関わるコストを大幅に削減できます。その他、富士ゼロックス社製の複合機による配付では、受給者本人が複合機画面上でパスワードを入力し明細を出力して取得する^※1ため、他人に間違えて配付されることや、配付の過程で紛失するなどの事故を防げるなど、セキュリティ面での利点があります。

今回「Web給金帳 V2 セキュリティ出力オプションfor Fuji Xerox Devices」を発売することにより、更により多くの企業で「Web給金帳 V2」シリーズを導入していただくことが可能になりました。インターコムは、今後も「Web給金帳 V2」シリーズのラインアップの充実を図り、多くの企業の給与関連業務を行う総務、経理部門の負担軽減とコスト削減を強力にサポートいたします。

※1 富士ゼロックス株式会社製の複合機の「セキュリティプリント」機能を利用しています。お使いの複合機によってはハードディスクやメモリの増設などオプションの追加が必要になる場合があります。