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ニュースリリース
2008年9月9日
RAID※1の故障一括監視で基幹サーバーの耐障害性を向上!
企業の重要な情報資産を守るストレージ運用管理システム
「SmartHDD Manager 2.0」を新発売!
- 基幹サーバー、NAS※2からPCまで、様々なストレージの故障を集中監視 -
ソフトウェアの開発メーカーである株式会社インターコム (〒110-8654 東京都台東区台東1-3-5反町ビル、TEL:03-3839-6231、資本金:8,400万円、社長:高橋啓介) はこのほど、基幹サーバーから従業員PCまですべてのストレージの故障を一括監視し、故障の危険度に応じてバックアップを自動実行するストレージ運用管理システム 「商品名 : SmartHDD Manager 2.0 (スマートエイチディーディー マネージャー ニーテンゼロ)」 を新開発。 2008年9月22日より販売開始いたします。
IT統制における重要な要素の一つにバックアップに代表される "データ保全" が挙げられます。企業の活動基盤であるデータ資産の保全は最優先で取り組むべき課題であり、勘所となるのが情報生命線である基幹サーバーや各部署内に置かれている共有ファイルサーバー上のデータ保全です。信頼性とコスト面のバランスが考慮される中、一般には次の2点を併用することでデータ保全を実現しています。
- 基幹サーバーや共有ファイルサーバー上のハードディスクをRAID 構成とすることで耐障害性を強化する。
- [1.]のサーバー上のデータを別のサーバー機 (ハードディスク) や磁気テープへバックアップしてデータを保護する。
しかしながら、例えばサーバー機のRAIDドライブで最も普及しているRAID 5※3の方式では、2台以上のハードディスクで立て続けに障害が発生した場合にデータを復旧できないという問題があります。またイメージバックアップ方式でシステム全体を丸ごとバックアップしているケースでは、定期的に取っていた増分バックアップ※4のデータが壊れていたため結果的に復元できないという事例もあります。このように一般的なバックアップシステムだけでは十分なデータ保全を実現できないため、コスト負担を考慮しつつ、あらゆる障害に備えるためのさらなる体制強化が必要となっています。
「SmartHDD Manager 2.0」 は、このようなニーズを考慮して開発した RAID サーバーの故障一括監視を主眼とする、新しいタイプのストレージ運用管理システムです。基幹サーバー、ファイルサーバー、従業員のワーク用PCなどストレージの故障を一括監視でき、実際に被害 (故障) が生じる前にドライブ交換などの対応をとることが可能になります。さらに、監視対象1台当たり 6,300円 (税込) 以下という企業向けのデータ保全対策商品としては比較的低コストでの導入が可能です。
主な特長としては、
- 基幹サーバーや NAS といったRAID構成型のファイルサーバーはもちろんのこと、従業員 PC も含め様々なストレージの故障を一括監視できる点
- ストレージの故障診断結果に応じて従業員PCのバックアップを自動実行するインテリジェントなデータバックアップを実現している点
- ストレージ障害だけでなく、従業員のオペレーションミスによるデータ損失にも対応できるリアルタイムなメールバックアップを実現している点
などが挙げられます。詳細は以下の通りです。
「SmartHDD Manager 2.0」の特長
1.RAIDサーバーから各従業員のPCまで、ストレージの故障一括監視を実現!
社内のシステム管理者は、情報資産の中枢である基幹サーバー、あるいは部署ごとに共有されているファイルサーバーやNAS、さらには各従業員のPCまで、ネットワーク上にある各ストレージの故障状況を収集し自席PC (管理コンソール) より一括監視できます。受発注情報などの販売管理データ、あるいは取引先とやり取りしたメールデータなど、優先度の違いこそあれ損失することで業務に支障を来すデータは社内の様々なストレージに分散しています。そのため、各ストレージを一括監視できる点が非常に有効です。万が一各ストレージに故障の危険が迫った際は、管理者宛に警告メールを自動送信したり、パトライトの点灯 (オプション) やユーザー独自の警告プログラムを呼び出すことで視覚的に警告したりできます。管理者は警告を受けることでドライブ交換を行ったり、あるいは保守会社に連絡を行ったりするなど迅速な対応が可能となります。 なおPCの監視については、本商品のエージェントプログラムをPCにインストールして故障監視を行う一方、サーバー機の監視については、エージェントレスで故障監視を行います※5。そのため、サーバー機のOSの種類に関係なく故障状況を監視できます※5。
2.業界で唯一、ストレージの故障状況と連動するデータバックアップに対応!
本商品のエージェントプログラムを使用して、デスクトップやマイドキュメントなど端末上のデータのバックアップが可能です。さらにストレージの故障監視機能と連携し、故障の迫ったストレージほど頻繁にバックアップするというように障害状況に応じてバックアップの定期実行スケジュールが自動調整されます(スマートバックアップ方式)。故障の危険性が高い端末ほど頻繁にバックアップする一方で、正常な端末のバックアップ頻度を必要最小限に止めるため、バックアップ先ディスク容量(コスト)の節約やネットワーク負荷の軽減につながる効果が期待できます。
3.企業の主要なコミュニケーションツールであるメールの送受信データをリアルタイムにバックアップ!
本商品のエージェントプログラムを使用してメールデータのリアルタイムなバックアップが可能です※6。メールを送受信する度に自動でバックアップを行うため、送受信の直後に誤ってメールを捨ててしまった場合でもバックアップデータから復元できます。復元画面より1件ごとメールの内容を確認しながらメールデータの復元が可能です。 また、Outlook Express 6.0 を使用中にデータをバックアップしておき、新たに Outlook 2007 環境へ移行した時点でバックアップデータからすべてを復元するというように、メール環境を移行する際に本機能を利用してデータを移動することもできます。
その他、本商品ではWindows情報、ネットワーク情報、デバイス情報、アプリケーション情報など、最大で約70項目にも及ぶ監視対象端末の各種リソース情報を収集することが可能です。収集した情報を基に、例えばソフトウェア別のインストール状況を確認できるため、ライセンス管理用途などに活用できます。さらに本商品で用意されているレポートテンプレートを利用することで、ウィザードに沿って簡単にリソース情報のレポート作成が可能です。
なお本商品の販売体制については、ITサービス事業者に対して積極的に販売パートナーの募集を行っていく予定です。本商品をITサービスの商材としてご活用いただき、IT資産をより安定的に稼動させる事業継続ソリューションとしてユーザー企業へのご提案を進めて参ります。
※1 RAID (Redundant Arrays of Inexpensive Disks) : ハードディスクを複数台接続し、全体を1台のハードディスクとして管理することで、データの読み書きの高速化や耐障害性の向上を実現する技術のこと。記憶方式の違いから RAID 0 から RAID 6 まで7つの方式がある。
※2 NAS (Network Attached Storage) : ネットワークに直接接続してファイルサーバーとして使用する外部記憶装置。ハードディスク、ネットワーク用インターフェース、OS、管理機能などで構成される。
※3 RAID 5 (Redundant Arrays of Inexpensive Disks 5) : 耐障害性の向上を実現するRAID 技術の1種。複数台のハードディスクに対してデータとデータ修復を行うためのパリティと呼ばれる誤り訂正符号を同時に分散して記憶させる。どれか1台のハードディスクが故障した場合でもデータを復旧することができる。但しパリティが1つのため、2台以上のハードディスクが故障した場合にはデータの復旧が不可能となる。
※4 増分バックアップ : 初回はフルバックアップを行い、2回目以降は前回 (直前) のバックアップから変更/追加されたデータのみをバックアップする手法のこと。
※5 RAID 構成型サーバーについては、本商品の管理サーバーが SNMP と呼ばれるプロトコルを経由して、監視対象機器の MIB (機器自身の管理情報) を参照することで故障の監視を行う。そのため監視対象機器にエージェントプログラムのインストールを必要としない。なお本方式による故障監視は、ヒューレット・パッカード社 (SmartArray 実装機) のみ対応している (対応機種については今後随時増やしていく予定)。
※6 メールデータのバックアップについては、Outlook 2007 / 2003、Windows メール 6.0、Outlook Express 6.0 環境の送受信メールデータについて対応している。
商品概要 / 販売スケジュール
商品名 | SmartHDD Manager 2.0 (スマートエイチディーディー マネージャー ニーテンゼロ) |
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参考価格 | 30万円(税込31万5,000円 / 1サーバー+50クライアント+初年度保守サービス)より |
発売日 | 2008年9月22日(月) |
商品情報ホームページ | |
商品画像 | |
PDFカタログ |
お問い合わせ
本商品に関する問い合わせ先
株式会社インターコム セキュリティマネージメント事業部 パートナー営業部
TEL:03-3839-6380
本ニュースリリースに関する問い合わせ先
株式会社インターコム マーケティング部 広報宣伝課 山中 弘重、澤田 季治
TEL:03-3839-6775