操作ログをリアルタイムで取得する、
ホストアクセスログ機能を標準搭載

端末エミュレーターの機能としては画期的とも言えるホストアクセスログ機能は、端末エミュレーターのホストアクセス操作をすべて記録。管理サーバー上の画面でクライアント操作の再現が可能です。「いつ」「誰が」「どの業務で」「何をしたか」をリアルタイムで取得。近年、特に重要性が叫ばれている「内部統制」について、ホストアクセス監視の点から強力に支援します。ログ収集行為の社内開示によるホストデータへの不正なアクセスの抑止に、あるいは内部統制の有効性評価の際の証跡として、幅広くご活用いただけます。

特長とメリット

すべての端末操作ログを収集、内部統制の強化に

クライアントが行ったホストアクセスの履歴、参照した情報はすべてログとして自動的に監視サーバーへ保管されます。採取した情報に漏れがないので、一切の不正行為を見逃しません。

キーワードでログを検索、短時間での原因究明が可能

キーワードでログを検索、短時間での原因究明が可能エミュレーター画面上に表示された文字列(キーワード)を指定して操作ログファイルを検索できます。目的のログデータをすばやく見つけ出して、短時間での原因究明/問題解決が可能です。
ユーザー指定/期間指定/全ファイル検索などの設定が可能。

操作ログは画面で再現、複雑な解析作業が不要

クライアントPCで表示したエミュレーター画面(操作ログ)を監視サーバー側の専用ビューアーで再生できます。ホストアクセスの内容をそのまま再現できるので、確実な監視を行うことが可能です。

専用サーバーによる一元管理、ログの削除・改ざんを防止

クライアントPCから取得した操作ログは自動的に監視サーバー側にファイルで保管されます。ユーザーがログデータを改ざんしたり、誤って削除したりする心配はありません。その他、本機能のログサーバーが万が一ダウンした場合でも、設定によりクライアントPCにログデータを退避できますので安心です。

ログ取得用の追加プログラムは一切不要

クライアントPC側のエミュレータープログラムが操作ログファイルの作成、監視サーバーへの送信を行います。操作ログを取得するための常駐プログラムなどを追加でインストールする必要はありません。

画面キャプチャ(画像)を使わない方式で、保存サイズを節約

操作ログは、ホストアクセス情報をバイナリデータとして収集、保管します。画面キャプチャソフトなどを使用して保管する画像データと比べ、1画面あたりのファイルサイズは小さくなります。
JPEGファイルの約1/10~1/6サイズ(インターコム調べ。表示画面により異なります。)

導入メリット
  • J-SOX法(日本版SOX法)における内部統制強化用途にご活用いただけます。
    2008年度より適用されている金融商品取引法(J-SOX法)では、財務情報に係る業務システムのアクセス管理体制が求められています。メインフレームを活用した業務システムでは、重要な財務関連情報に当たるホストデータへのアクセス監視は必須事項となりますが、本機能を活用することでアクセスの証跡を残すことができ、内部統制の運用評価時に有効利用できます。
  • 情報漏洩行為の抑止により、内部からの情報漏洩を未然に防ぐ効果が期待できます。
    情報漏洩問題のほとんどが、人によるデータの持ち出しで発生する中、その行為自体を起こさないことが最善の対策と言えます。
  • 万が一、問題が発生した場合、容易に原因を追究できます。
    キーワードなどで対象者を特定できる検索機能により、原因の早期発見につながります。
  • 通常業務での入力ミス等による問題がどの時点で発生したのかを追跡できます。
    例えば、製品の受注入力や出荷依頼の入力ミスによる間違いが“いつ/どこで/だれが間違ったのか”を収集ログから追求できます。
  • 短期間で運用を開始できます。
    各クライアントPCに対してソフトウェアの導入を特別必要としないため、構築後すぐに運用できます。

システム図