流通BMS規定のインタネットEDI通信プロトコル比較

項目 JX手順 EDIINT AS2(V.1.1) ebXML MS(V.2.0)
通信基盤 インターネット(HTTP) インターネット(HTTP) インターネット(HTTP)
通信速度 100Mbps(光ファイバー) 100Mbps(光ファイバー) 100Mbps(光ファイバー)
システム形態 S-C型(PULL方式) S-S型(PUSH方式) S-S型(PUSH方式)
セキュリティ
  • HTTPベーシック認証
  • SSL認証
  • 電子署名(WS-Security)
  • SSL認証
  • S/MIME
  • メッセージ署名
  • HTTPベーシック認証
  • SSL認証
  • XML-Signature(署名)
  • XML暗号
メッセージ構造 SOAPメッセージ主体 MIMEメッセージ主体 SOAP Messages with Attachments 仕様に準拠
データ圧縮 ZIP形式を推奨 AS2サーバー内蔵機能を推奨 ZIP形式を推奨
1取引データ推奨量 10MB(約1万明細)未満まで 10MB(約1万明細)以上も可 10MB(約1万明細)以上も可
備考
  • 流通BMSの中心的な推進母体である(財)流通システム開発センターが規定。ベースプロトコルは国際標準規格のSOAP-RPC。
  • 現行のJCA手順同様、通信処理の起点はクライアント側。
  • 取引量が少なく、低コストでインターネットEDIを実現したい企業に最適
  • インターネット技術の標準化団体 IETFが策定した国際標準規格。
  • 米国最大手小売業のウォルマートが推奨。海外で普及が進む。
  • 送信エラー時の再送回数、再送間隔等を設定可能。
  • 取引量が多く、リアルタイム処理を実現したい企業に最適。
  • Webサービス標準化の国際的な非営利組織 OASISと国連のEDI標準機関 UN/CEFACTが策定した国際標準規格。
  • アジア圏を中心に普及が進む。
  • 送信エラー時の再送回数、再送間隔等を設定可能。
  • 通信設定を記述するCPA(メッセージ交換の合意内容を記述するテンプレート)を利用可能。
  • 取引量が多く、リアルタイム処理を実現したい企業に最適。
  • 現在実証実験中のV.3.0ではS-C型(PULL方式)を採用。